「New Technology in Math Education & Mathematics の潮流」談話会 ( 1996/6/15) の報告
「New Technology in Math Education & Mathematics の潮流」談話会が数学教育学会主催、(株)日本テキサスインスツルメンツ、(株)教育社の協催で開かれ
ました。
この会は、ATCM( Asian Technology Conference in mathematics )の創設者
のWei-Chi Yang さん
の訪日の歓迎、そして(株)IESの設立(1996年6月3日)を記念
して色々な人たちの協力で開かれた会です。司会は東海大学の渡邉 信先生が
行いました。
Wei-Chi Yang さん(米国 Radford 大学)の発表について
Yang さんは「New Technology in Math Education and Research in USA」
というタイトルで、米国における数学教育と数学のソフトウェアの新しい
方向性について発表を行いました。とくに、Scientific Work Place (開発元TCI Software Research
)という新しい
ソフトウェアについて具体例をあげて説明されました。Scientic Work Place
は、数学用のワープロ+Maple or Mathematica といったソフトで、
次のような特徴があります。、
- 教科書などで書くのと同じ形で、数学記号を用いた文章が書ける。
- 書いた文章はLaTex形式で保存できる。
- Mapleのほとんどの機能を利用することができる。つまり数式を書きながら
代数演算をしたり、グラフを描くことができる。また、アニメーション機能
も利用できる。
- 他の様々なソフトをリンクを使って利用できる。
また、日本を代表する、数学教育および数学の研究者である以下の
6名の方がそれぞれ20分づつ発表を行いました。
- 一松 信(東京電気大学、京都大学名誉教授)
- 「見てわかる数学を目指して」
- 佐々木 建昭(筑波大学)
- 「近似的な数式処理」
- 清水 克彦(国立教育研究所)
- 「数式処理ソフトの中等教育での利用可能性について」
- 白柳 潔(NTT CS研究所)
- 「近似代数計算の不安定性とその安定化について」
- 小林 一路(IES)
- 「フランスでの数学教育におけるテクノロジーの利用
および受験数学とテクノロジー」
- 渡邉 信
- 「TI-82とTI-92を利用した数学教育」